メンバー

災害安全社会実現学部門

都市震災軽減工学:理想的な防災対策は,「被害抑止」,「災害対応/被害軽減」,「最適復旧/ 復興戦略」の3者をバランス良く実施 することである.目黒研究室では,それらを具体化するためのハードとソフトの研究を実施している.

地域安全システム学:人がいて地域がある.地域は,人の生活において普遍的である.安全があり,快適があり,豊かさがある.安全は,人間の本能に根ざした基本的な欲求である.都市化は,我々に何を与え,何を失わせたか?日々の暮らしの中では,安全であることを所与の条件としていないか?
都市化の進んだ現在こそ,地域の安全について再考する必要がある.再考しつづけることこそが地域の安全を確保する唯一の手段である.地域安全システム学では,都市ストックの集合体としての地域を対象に,誰もが安全で安心して暮らせる社会のシステムを考える.

防災システム工学:首都直下地震、単年度経済被害95兆円、避難者数700万人、死者数2.3万人。
南海トラフ地震、単年度経済被害220兆円、避難者数430万人、死者数32万人。
今後30年以内に70%以上の確率で発生が予測される巨大地震の被害予測である。
この巨大地震を前に、日本に住む私たちは総力戦で戦うしかない。 日本の防災はこれまで公助、共助、自助をそれぞれのセクターや組織で進めてきた、いわば、水平的な災害対策が主流であった。しかし、この被害予測を前に、公助、共助、自助に囚われ、分断された災害対応では、立ち行かないことは明白だ。沼田研究室では、国難ともいえる巨大災害に対し、日本で暮らす一人ひとりが、公助、共助、自助の枠組みや組織を超え、相互に補完しあう災害対策が必要と考える。2018年10月13日に災害対策トレーニングセンターDMTCを立ち上げた。私たちDMTCは、防災人材養成の新しい教育サービス事業として、災害対策における様々な枠組みや組織の役割や災害対応の在り方、業務の知識やノウハウを横断的かつ体系的に学びあい、吸収できるトレーニングの提供により、様々なセクターで活躍できる人材を養成する。

                       伊藤哲朗客員教授

 

危機管理学:危機管理について実例からその理念と実践を行っている.

国土環境安全情報学部門

 

都市環境数理工学:現代における社会システムは,大規模化・複雑化の一途をたどっており,我々の生活を豊かにする一方で,ときに多岐に亘る解決困難な問題を引き起こしている.本研究室では,このような社会システムに関する諸問題に対し,建築計画・設計が寄与できる可能性の追求を,“数理モデル”という観点から試みている.本研究室の主な研究テーマを以下に示す

– 少子高齢化社会に適応した都市空間設計
– 低環境負荷を実現する次世代社会システム
– 持続可能社会における時空間流動の解析

                        竹内渉教授

環境・災害リモートセンシング:竹内研究室では、リモートセンシング技術を利用し、大気環境、炭素貯蔵生態系や都市環境などの評価手法の開発をおこなっています

成熟社会基盤適応学部門

地盤機能保全工学:桑野研究室では、高精度な室内試験による地盤材料の力学特性評価のような土質力学の基礎的研究、地中構造物や土構造物の長期挙動や合理的更新手法という持続性社会の確立に向けた実務的研究に加えて、近年では地盤陥没に関する研究を行っている。

成熟社会インフラ学:長井研究室では「成熟社会インフラ学」を掲げ,社会基盤の骨格を成すコンクリート材料・構造物の性 能に関する研究を軸に,インフラ構造物全般の維持管理について,社会科学的な視点も含め,多角的に分析している。

リアルタイム空間解析工学:水谷研究室では,リアルタイム空間解析工学について研究している.

連携メンバー

事務局

吉本英子
学術専門職員